遺族は納得していません。 通知が守られず事故が発生したこと、それが問題視されていないこと、そこに対策がないまま再発防止策が作られること。

WEBサイト設立にあたって

いつか那須雪崩事故が忘れられそうになった時、そういえばあの事故はどうなったんだろうと思った時、ここを見て凄惨な事故があったことを世の中の人に思い出していただきたい。事故を思い出し2度とこのような事故が起きないことを願い、そして死んだ息子たちや私たち遺族の想いを感じていただければと思い、WEBサイトを設立しました。

事故の状況や検証委員会、県教委や高体連とのやり取りの記録と公開を当初のサイト設立の目的としました。記録のためにサイト設立を遺族が集まる場で提案したところ、「那須雪崩事故で検索するとこのサイトが検索結果に出てきて、ここを見るとどんな事故だったのか、遺族や被害者はどういう思いでいたのかわかるようになっているといいね」という声が出ました。そういった声から記録だけではなく、遺族や被害者の感じていることも皆さんにお伝えできればとの思いが沸いてきました。

遺族だけでも8家族です。息子を失った根本の悲しみや思いは共通ですが、それぞれ感じ方や訴えたいことは少しずつ異なります。それらを無理に統合することなく、感じたこと言いたいことをそれぞれ投稿できるように大手のブログやSNSではなく、サイト設立という形にしました。

息子を失くした衝撃はあまりに大きく、私たち遺族の精神をこなごなにするには十分すぎるものでした。恨みや処罰感情で身が焦がされるような思いもあります。そのためきつい言葉が並ぶこともあり、読む方の心を暗くしてしまうかもしれません。それでも私たちは息子たちの死を無駄にしたくない、無駄にして欲しくない一心で叫んでいるつもりです。

まだ投稿した記事も少なく、思いに届いたものにはなっていません。
しかしどうか、この先も温かく見守っていただければと思います。

 


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