遺族は納得していません。 通知が守られず事故が発生したこと、それが問題視されていないこと、そこに対策がないまま再発防止策が作られること。

高体連 登山専門部の対応

県教育委員会は、検証委員会の最終報告書で提案された事柄を、教委行政として、着実に実施していることを、広く県民にアピールしています。(行政の責任として行っていると一定の評価ができます。)

高体連や登山専門部、大田原高校は、その傘の下で、県教委が雪崩防止の施策を行えば、自分たちはそれを受けて行えばよい、また、具体的内容についても、県教委の指示、助言を受けて、行うということを、当然のことと考えている。別の言い方をすれば、県教委の考えた範囲を超えるようなことを行うことは、自分たちの責任となり、責任を取り切れないと考え、そこまではやらない。そうした習性である。私にはそう映ります。

しかし、県教委が行うのは、雪崩防止を進めやすくするための、環境整備、制度設計のようなものが主であります。具体的の防止策は、現場に任せているのですが、現場である高体連、登山専門部、大田原高等学校、顧問の先生方の反応と対応は、余りにも他力本願です。自分たちで、この雪崩事故の検証と分析をし、そこから導き出される課題を解決しなければならないという、必死の姿勢がありません。自分達の積み重ねてきたこと、自分達の思考、判断という部分が、問われているという自覚に欠けます。他人事、当事者であるという意識がないとしか、私には見えません。

10日には、登山専門部が、この雪崩事故からどのような教訓、現場で役立つ雪崩回避の知識、判断力、行動規範などを、教訓として導き出せるか、問いたいと思います。

今後に生きて働く教訓を残せないのであれば、報告と検証は、やる意味がないと考えます。

登山専門部の人達でできなければ、外部からの助っ人をいれることを、粘り強く、訴えたいと考えています。


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