遺族は納得していません。 通知が守られず事故が発生したこと、それが問題視されていないこと、そこに対策がないまま再発防止策が作られること。

教育長に質問書を提出しました

再発防止策について、教育長にお会いした際に直接検討をお願いし、県教委の担当者と担当課長に何度かメールで念押しした案件に全く反応すらありませんでした。やむなく教育長に宛てて質問書を作成し、文書で回答をお願いいたしました。回答希望日は9月5日です。

(回答は9月5日に届きました)

質問書提出に至った経緯

那須雪崩事故発生の要因として、「講習会だから」という理由で登山計画の審査を免れたり、事故の7年前に発生していた雪崩事故が隠ぺいされていたことが挙げられます。

そのため、登山計画の全件審査や登山結果の公表、隠ぺいや虚偽報告があった場合のペナルティなどを栃木県教育委員会に要望してきました。5月に栃木県教育委員会に伺って協議し、(県教委とやり合った結果)いくつか要望を受け入れていただきました。その結果、登山計画の全件審査と登山結果の県のHPでの公表が実現いたしました。

しかし、隠ぺいや虚偽報告があった場合のペナルティについては、教育長にお会いした際に直接検討をお願いし、議事録に残し、県教委の担当者と担当課長に何度かメールで念押しし、期日を決めて進捗だけでも知らせていただくようお願いしましたが、全く反応すらありませんでした。

やむなく教育長に宛てて質問書を送付させていただきました。

質問の意図

那須雪崩事故発生の7年前に発生した平成22年の雪崩事故は、「県高体連や県教育委員会に報告すべき重大な事故であった」と事故の検証委員会に指摘されています。この事故が顧問教員らによって隠ぺいされたことは那須雪崩事故発生の大きな要因の一つと考えられます。しかし事故を隠ぺいした顧問教員らにはなんら指導・処分は下されておらず、今後このような隠ぺいがあった場合の対処も未だ明確にはなっていません。

これまでの対応からは栃木県教育委員会は今後もこのような事故の隠ぺいを容認するつもりなのだと読み取ることができます。事故を反省し、事故の隠ぺいを容認しないつもりなのであれば、今後どのように対処し、顧問教員らをどのように律するつもりなのか、筋の通った対処と説明をお願いしたいと考えます。

要望内容

高校生の登山の在り方や雪山登山をどうするかなど大上段な項目ではなく、すぐにでも対処できるはずの項目についていくつか要望しています。いくつかは既に応えてもらい、対応済みです。

対応済みの項目は、事故直後でも対応できたはずの項目ばかりです。
遺族が要望し、2年掛かってようやくこの程度です。

登山計画審査会について

登山計画審査会については抜け漏れを防ぐため、申請された全件を審査対象とし、その結果をHP等で公表するよう要望しました。全件審査については県教委からかなりの抵抗がありましたが、最終的には要望を受け入れて頂きました。

No. 項目 現状の基準 実績 要望 対応

1

審査対象

県教委が指定した低山は審査の対象から外す

申請22件中4件のみ審査対象(2019.4.19審査会)

抜け漏れや隠蔽を防止するため、申請の全数を審査対象とすべき

申請されたすべての登山計画について審査対象とする。
(県教委2019.6.30回答)

2

審査結果の公表

審査結果公表の基準や公表方法について決まっていない

県のホームページで公表していたが、公表を忘れ、公表が遅れる。(2019.4.19審査会)

第三者が審査結果を検証できるようにもれなく公表すべき

県のHPで申請件数、審査件数等を公表するようガイドラインに明文化。
(県教委2019.6.30回答)

登山行動について

登山アドバイザーの派遣については、登山の安全性、顧問教員の力量と働き方を勘案して、
すべての登山に登山アドバイザーを派遣すべきと要望しています。県教委とも方向性は概ね共有できましたが、山岳ガイドの確保などの課題があるので、来年度の本格実施にむけた問題点の洗い出しのためのトライアルとして今年度はできるだけ山岳ガイドを派遣することを了承してもらいました。

また、第三者が検証できるようにすべての登山について結果とヒヤリハットを公開すべきと要望し、県のHPで公表する形で要望を受け入れていただきました。

No. 項目 現状の基準 実績 要望 対応

登山結果の公表

公表基準なし
登山専門部内でヒヤリハットの共有のみ

公表実績なし

第三者が検証できるようにすべての登山について結果とヒヤリハットを公開すべき

県のHPで公表するようガイドラインに明文化。
(県教委2019.6.30回答)

4

登山アドバイザー派遣

登山引率経験5年以上の教員が少なくとも1名必要。
いない場合には登山アドバイザーの派遣が必要。

登山実施14件中1件について登山アドバイザーを派遣(2019.4月1日~7月8日実施分)

登山の安全性、顧問教員の力量と働き方を勘案して、すべての登山に登山アドバイザーを派遣すべき

今期、7月の登山計画審査会よりできる限り登山アドバイザーを随行させるトライアルを実施し、問題点を把握。来期からの本格運用に備える。

県内の山の登山では登山アドバイザー派遣は不要(OO山を除く)

ペナルティについて

那須雪崩事故発生の7年間に発生した平成22年の雪崩事故が顧問教員らによって隠ぺいされたことは那須雪崩事故発生の大きな要因の一つと考えられます。しかし事故を隠ぺいした顧問教員らにはなんら指導・処分は下されておらず、今後このような隠ぺいがあった場合の対処も未だ明確にはなっていません。

虚偽や隠蔽、ルール逸脱を防止するため、そのような行為があった場合、なんらかのペナルティを与えるべきであり、そのようなルール作りを要望いたします。
懲戒処分とともに該当する学校の登山計画審査の停止や顧問教員の引率資格停止等が考えられるはずです。

まだ、正式に要望は出してはいませんが、定年間近の校長に対する処分の在り方についても何らかの対処が必要と考えます。

No. 項目 現状の基準 実績 要望 対応

5

隠蔽や虚偽報告、ルール逸脱行為があった場合のペナルティ

虚偽報告は懲戒処分対象。
(県教委2019.6.30回答)

平成22年の雪崩事故の隠ぺいについてなにもペナルティなし。

実質お咎めなし。

虚偽や隠蔽、ルール逸脱を防止するため、なんらかのペナルティを与えるべき

懲戒処分とともに該当する学校の登山計画審査の停止や顧問教員の引率資格停止等が考えられます

2019.9.5県教委から回答

6

退職者へのペナルティ

在籍時の事故で処分の対象であっても退職してしまえばお咎めなし。

事故後定年退職した大田原高校長に処分なし。

定年間近の校長にも責任ある判断をしてもらうため、処分決定まで退職金の支給を差し止める等の対処をすべき


コメント

  1. エイジ より:

    項目5、6の回答が「9月5日に対応予定」というのは、全く誠意が伝わってきません。
    御GU父さんがずっと要望し続けてきた事です。話しを聞いてないんじゃないの?と思ってしまいます。
    もっと建設的な事を述べたいんですが、言葉が出てきません。

    皆様、厳しい残暑が続いています。 ご自愛なさいますように。

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