遺族は納得していません。 通知が守られず事故が発生したこと、それが問題視されていないこと、そこに対策がないまま再発防止策が作られること。

栃木県の高校登山部の現状

栃木県立高校の登山部の推移

県立高校における登山部のある学校の数の推移

昭和末期から令和にかけての登山部を設置している県立高校の数の推移を示したグラフです。

数値の出典 : S58~60:県高体連登山部「登山部報」創刊~第3号(1984~1986),
H27~R1:高校生の登山のあり方等に関する検討委員会(2019.10.17)資料3-2「山岳部の学校別部員数一覧」

昭和60年から平成27年までの30年間で14校の登山部がなくなっています。
さらに那須雪崩事故があった平成29年以降に5つの登山部がなくなっています。
31校の学校にあった登山部は、昭和から令和に掛けて、4割弱の学校にしか残っていません。

結果、現在登山部が設置されている公立高校は12校となっています。
栃木県の公立高校は全部で65校とのことなので、登山部が設置されている高校は全体の2割にも満たない数となっています。

登山部の数を見ると、高校の登山部は衰退しているように見受けられます。

県立高校における登山部部員数

昭和から平成に掛けての県立高校の登山部部員数の推移を表したグラフです。

数値の出典 : S58~60:県高体連登山部「登山部報」創刊~第3号(1984~1986),
H27~R1: 高校生の登山のあり方等に関する検討委員会(2019.10.25開催) 資料3-2「山岳部の学校別部員数一覧」

昭和末期に栃木県全体で335人いた登山部の部員数は、平成である平成27年までの間に約100人減少しています。約3割の減少です。
さらに那須雪崩事故後の平成29年には、その影響のためか部員数は44人減少し、その後は令和元年現在までほぼ変わらない数で推移しています。

栃木県立高校全体の登山部員数の数を見ると、那須雪崩事故後に部員数は減少し、その影響が尾を引いて部員は減少したまま推移しているように見えます。


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