遺族は納得していません。 通知が守られず事故が発生したこと、それが問題視されていないこと、そこに対策がないまま再発防止策が作られること。

2017年3月27日に発生した那須雪崩事故の遺族・被害者の会のホームページです。

那須雪崩事故は死亡者8名、重軽傷者40名の学校管理下では最大級の事故でした。

那須雪崩事故について

説明会開催を再要望

要望

 再三要望している説明会開催について、遺族・被害者の会より6月1日付で教育長に要望書を送付いたしました。回答期限は6月15日としています。
 要望を聞き入れることのない県教育委員会の態度に、遺族は不信と不快感を強く感じています。


 再発防止策の内容と進捗について説明を受けるのは、遺族の当然の権利だと思います。しかし、再発防止策の説明は、昨年末にまだ具体化されていない対策を一度説明していただいただけで、それっきりです。

 現在、栃木県下の高校で登山活動は再開されています。しかし、どういった専門家の意見を取り入れ、どのような対策がなされて登山が再開されたのか、私たち遺族に知る術はありません。もう遺族は部外者扱いで、この事故は過去の終わったものとして扱われているように感じます。

再発防止策の説明

 昨年末、県教委は遺族宅を個別に訪問し、「那須雪崩事故を教訓とした学校安全のための取組」の内容について説明してくれました。

 内容は抽象的で、「説明していただいた内容は、意思も計画もなく、今後どういった姿を目指しているのか全く伝わってこない」「登山活動について具体的な対策には触れられておらず、評価に値しない」と伝えたところ、実際の登山活動が始まる4月までに再発防止の内容を具体化していき、それまで何度か再発防止策について説明すると明言していただきました。
 しかし、未だその約束は果たされていません。その後、再三説明会の開催を要求しましたが、誠意のある回答を得ることはできませんでした。

誰の意見を聞き、誰が承認したのか

 以前にも、3月16日付で要望書を提出し、説明会開催を要望しました。
 その回答は以下のようなものでした。

 再発防止策の進捗につきましては、外部の委員を含めた「高校生の登山等の安全確保に関する連絡協議会(仮称)」の場に御報告し、御意見を伺うこととしています。
 この会議は、公開することとしており、御遺族等の皆さんに御案内を差し上げるとともに、その結果をお知らせしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 遺族向けではないものの、連絡協議会なるものでしっかりと外部の有識者の意見を取り入れ、それを公表するのかと一時安堵しました。しかし、開催の日程も明記されず、4月になっても音沙汰がないので、この「連絡協議会」はいつ開催されるのかと問い合わせたところ、「9月まで開催しない」との回答で、驚愕しました。

 登山活動が終息する9月まで私たち遺族に再発防止策とその進捗について説明するつもりはなく、外部の有識者の意見も聞かないということです。事後の結果を報告することは大切なことですが、事前の対策や計画は誰が作成し、誰の意見を聞き、誰が承認したのでしょうか?全く不明です。

既成事実

 そのような状態の中、郵便物だけは前置きもなく私たち遺族に送りつけられ、説明もなく「冬山登山再開」の意思がコッソリと盛り込まれています。
 また、このように遺族の要望が聞き入れられていない中、学校安全課が新設されたので個別にあいさつに伺いたいとの打診がありました。私たちは心理的負担もあり、個別訪問は望んでいないとこれも再三訴えています。

 個別訪問も遺族に送り付けられる郵便物も、自分たちはちゃんと対応していますと形式的に既成事実を積み上げるためのポーズとしか感じることができません。

質問と要望

 2018年6月1日付で以下の通り栃木県教育長宛てに要望書を提出いたしました。内容は上で述べた通り、「遺族向け説明会開催の要望」と「個別訪問に対する要望」です。私たちが再三要望し続けていることです。

個別訪問にかかる質問と要望

県教委の反応

新聞によるとこの要望書に対する県教委の反応は以下のようです。


2018年6月2日の下野新聞朝刊

要望書の内容を確認し、遺族や被害者の皆さまにはこれまで通り誠実に対応したい

 私たちは県教委の対応に誠意と誠実さが不足していると感じているため、改めて要望書を提出させていただきました。

「これまで通り」では困ります。
これまで通りの「誠意のなさ」と「人の意見を聞かない思い上がり」の改善をお願いいたします。


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