遺族は納得していません。 通知が守られず事故が発生したこと、それが問題視されていないこと、そこに対策がないまま再発防止策が作られること。

救助活動にかかわられた皆様方へのお礼

 

救助活動にかかわられた皆様方へのお礼

 

平成30年3月27日
那須雪崩事故遺族・被害者一同

雪崩事故のあの日、懸命に救助活動をしていただきました関係者の皆様に、心よりお礼申しあげます。
講習会の主催者たちは、安全なはずの講習会で、生徒7名、教員1名の計8名が死亡、40名が負傷するという山岳事故史上他に類を見ない雪崩事故が起こってしまいました。
私たち遺族・被害者は、あの日から生活が一変いたしました。息子を失った喪失感、友達・恩師を助けられなかった悔しさに苦しみながらも、事故当日何があったのか、なぜ事故を防げなかったのか、事故原因の究明にこれまで奮闘して参りました。
そうした中で、事故当日多くの方が救助活動に携わってくださったことをうかがい知り、ここに改めてお礼申し上げます。

 

消防関係者 様
警察関係者 様
自衛隊 様
那須山岳救助隊 様
医療関係者 様

事故当日は吹雪で、再び来るかもしれない雪崩の恐怖と隣り合わせの中で、迅速かつ適切な救助活動と警備、救命に当たっていただきました。ありがとうございました。


(有)那須観光自動車 様

事故当日、ご厚意によりバスで生徒を病院等まで送迎してくださいました。ありがとうございました。

 

那須未来(株) 様

事故当日はスキー場が閉鎖されているにもかかわらず、除雪車を稼働し迅速な救助にご協力頂きました。ありがとうございました。

 

この他、私たちの気づかないところでも、多くの方々からご配慮やご協力があったと思います。そうした皆様にも、心より感謝申します。
最後に、関係者皆様のご健勝と一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

 

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救助活動にかかわられた皆様方へのお礼

 

 


コメント

  1. 矢板の母 より:

    もう1年たつのですね。ご遺族の皆様にとっては本当に辛い毎日だったと思います。

    私はとある高校ワンゲル部員の母です。

    たまたま1年前の講習会は、オープンキャンパスのため、我が子は参加していませんでした。

    私の薦めもあり、女子ひとりで頑張っていた娘。

    ニュースで事故の事を知ったとき、親子共々鳥肌がたちました。

    顧問や仲間達は雪崩に流されたものの、ひとりだけ打撲傷でしたが無事でした。

    しかし、後に聞いた話では、
    みんな首や頭まで雪に埋まったということでしたので、もしも娘が参加していたら助からなかったと…ぞっとします。

    名簿が流出したようで、自宅に記者が訪ねてきたり、カウンセリングの帰りに駅で待ち伏せされ、行かなかった娘も傷つきました。
    私も、勤務先の人から心無い言いかたをされ傷つきました。
    何となく好きだった山から遠ざかっています。

    しかし遺族の皆様に比べたら全然ましですよね…

    娘は3月に卒業し、4月からは念願の会社で働くようになります。

    ワンゲル部は下級生の入部がなく休部になります。おそらくそのまま廃部です。

    想いでの部室で仲間たちと荷物の整理も終わり、ガス缶を記念に頂いてきました。

    これから使う度に仲間との活動を思い出す事でしょう。

    8名の皆さんの分まで、力一杯生きていってほしいと思います。

    遺族の皆様におかれましても、お身体には充分お気をつけて、お子様の分も長生きしてください。

    思うままに書いてしまい読みにくいかと思いますが、最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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