どんなに立派な再発防止策ができても、それを実行する側に自覚がなければ、なんら意味がない。
2月3日の高体連の説明会も違和感を感じた。県や先生の話を聞く度、なぜこんなにも腹立だしくなり違和感を感じるのか。自分たちがしてきたことは、正しいことである。という思いが根底にあり、そのことが言葉の端々や態度表情から見え隠れするからである。当人たちはそんな事はない。と反論するだろう。でも、私はそう感じでしまうのだ。都合のいいことだけを選び、あたかもそれが全てであるかのように並び立てる。当事者が意識してない事に、語られていない事の方にこそ本質がある気がしてならない。
それらを明らかにしないまでは、私たち遺族・被害者はもとより、当事者も救われない。そして、冒頭で書いたように再発防止策は砂上の楼閣と化してしまう。
県や先生のおっしゃる事が全てでたらめだとは思わない。本人たちは真実をありのままに話しているという自負がある。その通りだと思う。だって当人たちは、それが全てだと思っているから。もしかすると、無理にでもそう思い込もうとしているのかもしれない。
難しい事かもしれないが、各々、価値観を一旦脇に置いてもう一度振り返ってみる必要がある。そして、今まで私たち遺族・被害者が投げ掛けた言葉を今一度思い出して欲しい。
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